事業効率改善
昨今の環境変化の激しい状況下、新規事業立ち上げを図りたい、また企業改革を進めたいということが少なくないかと思いますが、このためにはこの大きな変化に耐える基礎体力を備えることが重要です。その最も現実的な方法が事業効率の改善による生産性の向上です。勿論日頃から十分に取り組んでいるという意見が多いと思いますが、事業の効率改善には『別の視点』『異なる発想』が鍵となります。当社は複数の業界・異なる事業規模・さまざまな企業文化と接してきた経験を活かして、事業効率化に磨きをかけるサービスを提供いたします。特に、その中でも次の3つの視点を切り口とします。
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- 主要取引先に対する適正な営業手法
- 販売・調達の諸条件を含めた、在庫(原材料・仕掛品、貯蔵品)と製品の保管・物流における効率化
- 財務的係数と現物との比較から進める効率化
1.主要取引先に対する適正な営業手法
企業はともすると取引先が異なっても同じ営業手法を採用されている場合が多いようです。しかし、それは当方企業から見た相手先の重要度による営業方針であることが多く、相手方である取引先から見た当社の存在意義とはマッチングしていないケースがあります。当社では『強者の営業方法』『弱者の営業方法』という言い方をしますが、事業拡大の鍵は『弱者の営業』です。具体的に言えば、「当社にとっては重要な取引先」≠「当社は先方にとって重要ではない」場合にどのような営業手法が効果的なのかを検討することです。このような取引先は、自社の取引シェアが低いのでまだまだ伸びる余地が大きく、他方、自社にとっては重要先なので取引実績は積みあがっており、営業方法を考える上での材料は豊富と言えます。この材料から効果的な営業手法を同行営業のスタイルで提案していきます。
他方、両者にとって相互に重要である場合は、双方に相手に対する安心感からか営業の形骸化が進み、競合先に付け入るスキを生み出しやすい傾向があります。このような取引先に対しては、緊張感を生み出す営業提案を望みたいところです。相手に自社の重要性を再確認してもらうような営業提案を一緒に検討し、同行営業のスタイルで提案していきます。
このような視点の切り替えから、投下資源量と成果のバランスの取れた営業手法の適正化をお手伝いします。
2.販売・調達の諸条件を含めた、在庫(原材料・仕掛品、貯蔵品)と製品の保管・物流における効率化
在庫量を数字で確認することを当たり前にせず、実際に見てみることによって物流の効率化は実現するものです。係数的に同じでも、保管方法によって倉庫内の必要となる保管スペース・出荷入荷時の移動距離は変わります。また、倉庫の仕様にあったマテハンなどの製作依頼により現場での作業負荷と経費両方が大きく変わります。
このような改善策を現場で一緒に調査・改善企画・検証・実現のプロセスを通して実現することをお引き受けします。
製品流通も実際の荷動きに輸送手段に同乗・同行することによって効率化のヒントが生まれてきます。専門業者のノウハウは活用するとしても、原点はユーザー側の視点です。この現場視点から現在の物流問題に取り組み、製品物流の効率化を実現します。
3.財務的係数と現物との比較から進める効率化
財務指標的にはバランス・指標も良く、十分効率的に運用されているようにみえますが、実際に実物を見てみたら不必要なものや利用価値を失っているものがかなりあったということを見る機会は少なくありません。資産の効率化は当然的に必要資金の削減を生み出します。そしてこのような生み出された資金は負債の圧縮財源となります。結果的に、表面的には財務内容指標の改善、実態上は必要資金調達額の削減・支払金利の減少を生み出すことができます。
これを実現するにはすべての項目に対して必要性を検証することになりますが、その時にタブー・しがらみ・習慣などを排除した、そして現場起点の第三者の目が必要になります。このお手伝いをさせていただきます。