経営コンサルティング 人事制度再構築 日本のかつての人事制度の特徴は終身雇用です。この終身雇用制度を軸としてほぼすべての人事制度が構築されていたと言っても言い過ぎではないでしょう。例えば、年功給とポスト級を並列させた給与体系、OJTを中心とした人材育成プログラム、定年直前までのモチベーション維持や帰属心を保つための退職金制度、さらに定年退職者数を重要な要素とした採用計画などなど。しかし、中途退社・中途入社があたりまえとなり、今までの人事制度を根幹から見直す時期に来ていることは誰の目にも明らかです。しかし、ここに課題があります。ほとんどの企業側は離職・中途採用・育成教育にかかる負担の軽減を望み、またすべての職員が転職を望んでいるわけでもないし、できるわけでもありません。また、企業や業種によって必要とされる熟練性に差があり、中途採用では人材不足が補えないケースもあります。このような現実を踏まえて、当社では以下のようなプロセスでの人事制度再構築をお手伝いさせていただきます。 離職防止に関する提言とサポート 役職員の皆様との面談を通して、転職リスクの現状と原因を明確化し、その軽減策を策定。経営陣との協議を踏まえて、防止策を導入実施します。 事業特性から想定される能力給と年功給のバランス、および賃金制度 プロパー人材と中途採用人材両者に納得感のある給与制度を構築し、従業員の賃金に対する満足度とモチベーションのアップを図ります。 人事評価システムと評価基準 プロパー人材と中途採用人材用双方を念頭に置いた人事評価制度を構築し、昇格昇給に対する納得感を高めます。また、評定する側の方には評定者研修を実施していきます。 人材育成のための研修の実施 次の3つプログラムを用意しています。 新卒採用者に対する導入研修 中途入社者に対する導入研修 中堅社員に対する管理者研修 導入研修は今までの環境から新しい環境へのソフトランディングを目的に、今までのノーマルとこれからのニューノーマルの違いを実感していただくことをメインテーマとします。管理者研修では、評価される側と評価する側の立場の違い、上司として見られる自画像への責任をテーマにグループディスカッションを中心に研修を進めていきます。